コンセプト

Kubernetes v1.16 のドキュメントは積極的にメンテナンスされていません。現在表示されているバージョンはスナップショットです。最新のドキュメントはこちらです: 最新バージョン

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CSI Volume Cloning

FEATURE STATE: Kubernetes v1.15 alpha
この機能は、現在 alpha版 です。

  • バージョン名には alpha がつきます(例:v1alpha1)。
  • 現在もバグが多く含まれる可能性があり、この機能を利用するとバグが顕在化することがあります。そのため、現時点ではデフォルトで無効化されています。
  • 予告なく、随時この機能のサポートを中止する場合があります。
  • 予告なく、今後のリリースにおいて、互換性のないAPIの仕様変更が入る場合があります。
  • 一時的な検証目的の利用に留めてください。現時点ではバグが顕在化するリスクが高く、また長期的なサポートも保証されていません。

このドキュメントではKubernetesで既存のCSIボリュームの複製についてのコンセプトを説明します。このページを読む前にあらかじめボリュームについてよく理解していることが望ましいです。

この機能を使用するにはVolumePVCDataSourceのフィーチャーゲートを有効にする必要があります。

--feature-gates=VolumePVCDataSource=true

イントロダクション

CSIコンテナストレージインターフェイス(CSI)はストレージシステムをコンテナに公開するための標準インターフェイスを定義します。 のボリューム複製機能は、ユーザーがボリュームポッド内のコンテナからアクセス可能なデータを含むディレクトリ。 の複製を作成することを示すdataSourceフィールドで既存のPVCコンテナ内でボリュームとしてマウントするためにPersistentVolume内で定義されたストレージリソースを要求します。 を指定するためのサポートを追加します。

複製は既存のKubernetesボリュームの複製として定義され、標準のボリュームと同じように使用できます。唯一の違いは、プロビジョニング時に「新しい」空のボリュームを作成するのではなく、バックエンドデバイスが指定されたボリュームの正確な複製を作成することです。

複製の実装は、Kubernetes APIの観点からは新しいPVCの作成時に既存のバインドされていないPVCをdataSourceとして指定する機能を追加するだけです。

この機能を使用する場合、ユーザーは次のことに注意する必要があります:

  • 複製のサポート(VolumePVCDataSource)はCSIドライバーのみです。
  • 複製のサポートは動的プロビジョニングのみです。
  • CSIドライバーはボリューム複製機能を実装している場合としていない場合があります。
  • PVCは複製先のPVCと同じ名前空間に存在する場合にのみ複製できます(複製元と複製先は同じ名前空間になければなりません)。

プロビジョニング

複製は同じ名前空間内の既存のPVCを参照するdataSourceを追加すること以外は他のPVCと同様にプロビジョニングされます。

apiVersion: v1
kind: PersistentVolumeClaim
metadata:
    name: clone-of-pvc-1
    namespace: myns
spec:
  capacity:
    storage: 10Gi
  dataSource:
    kind: PersistentVolumeClaim
    name: pvc-1

このyamlの作成結果は指定された複製元であるpvc-1と全く同じデータを持つclone-of-pvc-1という名前の新しいPVCです。

使い方

新しいPVCが使用可能になると、複製されたPVCは他のPVCと同じように利用されます。またこの時点で新しく作成されたPVCは独立したオブジェクトであることが期待されます。元のdataSource PVCを考慮せず個別に利用、複製、スナップショット、削除できます。これはまた複製元が新しく作成された複製にリンクされておらず、新しく作成された複製に影響を与えずに変更または削除できることを意味します。

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